世界のHIV/AIDSアンケート
| A さん | B さん | C さん | D さん | E さん | F さん |
市役所で管轄している各HIV/AIDS予防活動の補助。毎月行われるミーティングのコーディネート、活動に対する助言、サポート。訪問看護で各家庭(HIV感染者に限らず)を巡回し、リハビリテーションを行ったり、環境衛生についての指導をしている。
実感する時はどういう時か?
2006年末で約18%。自分のオフィスがOI(日和見感染症・HIV/AIDS)クリニックのそばにあるためか実感的にはもっと多いように思える。また、訪問先の家庭ほとんどに感染者がいたりすると、やっぱり感染率が高いんだなあと思う。
異性間交渉が92%、ほかは母子感染7%、不明1%といわれている。
感染者が家庭内にいたりしてすごく身近な問題なのに、自分が感染することに対しては、遠い問題と感じているように思う(特に若者)。いずれ近いうちに死に至る病気のイメージは強いと思う。
しかし、決して悪いイメージだけを持っているようには思わない。それは、HIV感染者に対して、家族みんなでケアしようとする姿勢はHIV以外の疾患を持っている人にも共通しているため。ただ、これだけ感染率が高いので、感染するのは仕方ないと考えている人も意外と多いように感じた。
エイズ予防としてコンドームを使用することは、常識的になっていると思う。ただ、実際の使用状況としては、高いとは思わない。実際に女性(セックスワーカーではない人)がコンドームを持っていたらよく思われないとか、女性からコンドームを使ってと言い出しにくい文化的背景も影響していると思う。
余談 : OIクリニックでは、コンドーム(男性用、女性用)が、すごく良く売れます。1箱Z$5,000くらい(タダみたい値段)で売っているが、一人で5箱ぐらい買っていく人がいる。セックスワーカーの仲間や、ボトルストア(酒類販売店)で売るという人もおり、使用状況については、把握しにくい。
ものか?また、隊員活動現場先(活動の対象となる人々や活動で出会う人々)ではどの
程度なのか?
学校では小学校からHIV/AIDS教育を取り入れているが、ものすごく一般的(模範的)な感じがする。例えば、ポエムでは、ありきたりなもの("私の名前はエイズ"シリーズや差別しちゃいけない)が多く、実際にどう行動・対処すればよいか?を考えるライフスキル教育が必要なのではないかと思う。
活動において、ピアエデュケーターなどはある程度の教育を受けていると感じるが、彼らが講義を行う際は、やはり本の内容をそのまま話してるようなものが多い。
一般の人では明らかな情報不足を感じる。エイズはコンドームで予防できるとか、ARV(抗HIV薬)があるという知識は持っているが、どこでHIVに関する情報を得られるのかやARVを受けるにはお金が掛かること、HIV抗体検査は2回受けなけ� ��ばならないことなど、有効な知識の不足が否めない。また、宗教的信仰が一部では強く、「病院でHIVと言われたけど、神父さんが違うと言ったから病院には行かない」と言う人もいる。
学校(Primary/Secondary)において、コンドームについては触れられないと聞いているが、実際には知っている子も多く、正直よく把握できていない。
Youth Centreでは、ピアエデュケーターが中心となって、カウンセリングやグループディスカッションなどを通して知識を提供している。ちなみにコンドームの使い方については、よほどの要望がない限り行われていない。
いるのか?もし、そのグループが存在するのであれば、なぜそのグループが感染率が
高いのか?
一般的には、クロスボーダーやセックスワーカー、社会的に立場の弱い女性、子供などと言われている。クロスボーダーやセックスワーカーは地理的、物理的にもどうしても高くなってしまう。女性や子供に関しては、文化的な要因が大きいと思う。男性(夫など)が言ったことに対して抵抗、反抗できないなど。
感じることはあるか?また、実例があったらいくつか挙げて下さい。
ジンバブエだけの問題ではないと思うが、ジェンダー問題や、文化・慣習の問題は大きく関与していると思う。例えば、コンドーム使用率は増えてきていると言われていても、結婚しているカップルや付き合って長いカップルなどでは使わないのが常識とされていたり、女性が性行為について意見するのはタブーとされていたりする。問題と認識していても、どうしようもない(解決できない)状況に置かれている人がたくさんいると実感する。
行ったりすると聞いたが、任国でもそのような風潮はあるのか?
性交渉前のHIV/STIテストは全国的にも勧めている。しかし、実情的にはパートナーどちらかの体調が悪くなり、検査に行くという場合が多いように感じる。
費用はいくら掛るのか?結果が分かるまでの検査プロセスは?プライバシーは守られ
るのか?
各地にあるVCTセンターで受けられる。費用はZ$1,000(タダのみたいな値段) 。まず、受付で費用を払い、名前を聞かれる。名前は匿名でもOK!検査前にカウンセラーから基本的情報(パートナーの数、検査に来た目的など)についての質問を受ける。(プレカウンセリング)その後、検査へ。検査は指先を針でチクッと一刺しし、血液を数滴検査キットへたらし、終了。15〜20分で検査結果が判ります。再びカウンセラーに呼ばれ、検査結果を聞き、これからの対処法(ポジティブでもネガティブでも)などの情報を話し合います。このプレカウンセリングから検査、ポストカウンセリングまでの間、いつでも質問などできるし、個室で対応してくれます。また、パートナーと一緒の場合も、同様です。全ての過程でおよそ1時間から2時間かかります。
基本的には匿名でできることや、身分を証明する必� �がないので、プライバシーは守られていると思う。
に変化するのか?栄養面や生活習慣面での注意や検診、服薬、周囲への告白、周囲
との接し方など
理想的には栄養価の高いものを食べて、定期的に診察を受けてなどですが、実際は、ARV(抗HIV薬)はタダですが、病院に行くお金(交通費)がなく行けなかったり、日々の食事も満足に食べれていない状況です。ARVも不足していて、必要な人の約10%にしか行き渡っていません。また、日常生活では、感染判明後別れるカップル(夫婦)も多いようです。さらに、侮辱、差別もまだまだあるようです(とくに地方)。そのような状況の中でも、訪問介護や食糧配給などのプログラムなどは充分ではないけれども実施されています。このようなプログラムを適切な時期に受けられる環境を作っていくのも大切だと感じています。
活動を通して出会った人の中には、病院にも行けず食事も満足に食べれてないけど、すごく明るく� �向きに生きてる人や周囲の人と協力し合って生きていたりします。私はそれらにとても感心しました。
の手法)の特徴を実感してみて、非常に有効だと思ったことは何か?
(日本との違いも含めて)
E.g. ジンバブエではスーパーにコンドームが1ドルで置いてある。禁欲教育など
ピア・エデュケーション。例えば、ユース(若者)、コミュニテイー(人のグループ)、ワークプレース(職場)など。やはり身近な存在の人からいろいろ聞けるのは効果的だと思った。
日本では学校で先生からや病院で医療職の人からなど、教えられる感じのほうが強いと思うが、ピア・エデュケーションでは一緒に考える要素が強く、非常に有効だと思った。
思うか?
多くの人がHIV/AIDSに関する基本的な知識を知っているが、予防対策に有効な行動変容という段階には至っていないと思う。しかし、行動変容を促す対策は難しい。それには、ライフスキルの向上も大切だと思う。また、男性のコンドームや異性関係における意識の改革も必要だと思う。
はどんなことだと思うか?
必要な時に必要なケアをみんなが平等に受けられる機会。そして、ケアの質向上。お金や物資の不足でできないことが多すぎる。
に啓発するのか?
早期発見のメリットを伝えます。ただ、先述したように、薬(ARV)が手に入りにくかったりと胸を張って言えるメリットは多くないけど、周囲の人との関係など、プラスに向くこともあると伝えます。自分のステータスを知ることの重要性を強調します。でもまず、感染判明後のサポート体制を整えて欲しいと思います。
感じるのか?
訪問介護で巡回した時に、クライアントと家族の方がすごく喜んでくれた時。自分が提案した小さいことでも、すごく喜んでくれ採用してくれた時。
持って行っているのか?
私の配属先ではすでに様々な啓発活動が実施されていて、お決まりな事(ポエム・ドラマ)が多いです。だから、プラスαとしてできるデイスカッション(議論)のネタを提案したりしてます。また、既存のものでも少し方法を変えてみるようにしています。さらに、それぞれの人が考える時間を充分に取るようにしています。
関する知識や経験が豊富な場合、あなた(エイズ対策隊員)は自分のどういったところを
強みと感じ活動しているか?また、どのように貢献していると考えているのか?
私は日本で主に治療や感染判明後のカウンセリングなどを行ってきた経験があります。そこで得た知識を生かして、C/Pと治療システムの利点や日常生活での注意点などを情報交換して知識の増強をしています。
活動に当たり、HIV/AIDSだけに関わらず一般的な保健プログラムにも参加しているので、住民達の日常生活をより詳しく知ることができている。
住民である受け手に対する利点や不利点は何か?
E.g. 外国人だからかえって相手に対する説得力がある。
利点は外国人というだけで、人が興味を持って、話を聞いてくれる。既存の方法にはなかった、新しい発想・方法を提供できる。
不利点は言葉。よーく話し合ったり、人の内面に迫ることが必要な時もあるので、上手く伝わっているかすごく不安になる。説得力に欠ける。
したら)はあったか?また、以後それらはどのように変化し現在に至っているのか?
日本の病院に入院している人が相手だったが、針なども扱うため、初めはひとつひとつの行為が、感染したらどうしようと怖かったが、自分が予防をしっかりすれば怖がる必要がないと理解し実行することで安心につながるようになった。
あと、PLWHAだけではないが、いろいろな人と接して話を聞くたびに、すごく尊敬するところが多く、学ばさせてもらってると感謝してます。
理由は?
HIV/AIDSを性感染症として伝えるのではなく、いろいろある病気の一つ、または、ライフスキルの一つとして、抵抗がなく受け入れるような教育の仕方をできるといいと思います。なぜならば、日本でHIVはまだまだ特別な病気(差別的な)と思われているのが現状で、性について話すことにも抵抗がとても強いため。
伝えたいことは何か?
全般的にHIV/AIDSに対する知識・情報が不足していると思う。妊娠を気にするように性感染症も気にかけて欲しい。健康を保つことの大切さを伝えたい。
首都から400km以上離れている地方で働いている。職場は地域のHIV/AIDS対策に関するコーディネーション(調整)やモニタリング(観察・調査)、評価を行っており、自分以外にスタッフ2名と、アタッチメント(実習学生)1名がいる。ふだんは、オフィスワークが主な活動でデータ処理等を行っている。週に1度、District HospitalのHIV/AIDS外来で活動している。
実感する時はどういう時か?
ジンバブエの感染率は18.1%(2006年度)で、特定の集団というよりも社会全体に感染が広がっている状態にある。週に1度、病院のHIV/AIDS外来で活動していると身近な友人や知り合いをよく見かける。その頻度の多さに、社会全体に感染が広がっている状態を実感する。
92% 性行為 7% 母子感染 1% その他
「HIVに感染して死にたくない」と言う人が多いので、HIVと聞くと死をイメージする人が多いと思う。
「コンドームも破損したりするので、100%感染予防できるものではない」という意見をよく聞く。
実際の使用状況はよく分かりません。
6096に従いますか番号
ものか?また、隊員活動現場先(活動の対象となる人々や活動で出会う人々)ではどの
程度なのか?
学校でHIV/AIDSの授業があったり、TVや新聞でHIV/AIDSの情報提供をしていたり、様々な組織がHIV/AIDS活動をしていることで、ジンバブエ人のHIV/AIDSに関する知識は高いようである。しかし、私の住んでいる地域(田舎)のような場所では、HIV/AIDSに関する情報へのアクセスが難しいので、人によって知識の程度に差がある。
ジンバブエでは、学校でHIV/AIDSに関する授業があるし、地域ではNGOがコミュニティーの人々を対象にHIV/AIDSに関するワークショップを開いている。また、VCTセンターはHIV検査を受けるだけの場所ではなく、HIV/AIDSに関する情報も得ることができる。
いるのか?もし、そのグループが存在するのであれば、なぜそのグループが感染率が
高いのか?
セックスワーカーやトラックドライバー等のハイリスクグループはもちろんいるが、それだけでなく、夫がセックスワーカーを買ったり、浮気をしてHIVに感染し、それらを通してHIVに感染する妻もたくさんいる。ジンバブエでは、これといった特定の集団というよりも、社会全体にHIV感染が広まった状態にあると思う。
また、ハイリスクというよりも、HIVに感染しやすい「人間の行為」があるだけなので、その行為をするかしないかによると思う。
感じることはあるか?また、実例があったらいくつか挙げて下さい。
私の地域では「Small House」と言って、夫が愛人をもつケースをよく耳にする。また、多くのHIV陽性者の友人が家庭の主婦である。そのように、結婚後にパートナー以外と性交渉をもつ環境は、HIV/AIDS感染を広げる1つの要因になっていると思う。
- 文化的背景
- 一夫多妻制(現在はほとんど見かけないが、伝統的に存在はする。また、一男子が複数女子と付き合うことに対する価値観)
- コンドームのイメージや価値観(コンドームを着用するという不自然さ。夫婦間では不必要という考え方)
- 母乳で育てる(母子感染)ことの価値観
- 男尊女卑(性交の決定権における夫婦間でのアンバランス)
- ドライセックス(女性器を乾燥させるために、薬草などを挿入した性行為)
- 社会的背景
- HIVやコンドーム、性教育の話題をダブー視する風潮
- HIVに対する無知・無関心、間違った情報
- 社会的な男女の異差
- カジュアルセックスの風潮
- HIVが当初どう紹介・説明されたか
- HIV/AIDSやHIV感染者に対する、偏見や差別
- 宗教的背景
- コンドーム使用を否定する宗教的価値観
- Traditional Healer(伝統神霊治療師)のお告げ(例:処女とセックスしたら病気が治る)
- 宗教的儀式(例:儀式でカミソリの刃を共有する)
- 現代医療に対する宗教的価値観(例:西洋医学へのアクセスを否定)
- 政治的・経済的背景
- 国レベルでのHIVに対する対応の遅れ
- HIVに対する政治的な優先順位の低さ、無関心
- 政治的、経済的(特に高いインフレ率)な不安定さによるドナー(特に海外)離れ
- 必要なサービス(HIV検査、母子感染予防、日和見感染症治療、性感染症治療など)の提供がまだ、ぜんぜん不十分
- 国際的にアフリカは優先順位の低い地域であった(である)
- 法の無秩序によるモラルの低下
- 買売春の増加(要因は貧富の差や貧困の拡大など)
- その他の背景
- 他の性感染症の存在(性交渉時、HIVの感染確率がかなり増すため)
- 組織労働(建設業、鉱山、大農場など)の発達
- 仕事などの都合で、パートナー(夫婦など)と離れて暮らす生活
- 人の流動性が高まった
- 国内幹線道路や交通機関(バス、電車など)の発達
- 国内や国外への出稼ぎ、クロスボーダー(周辺国の国境を頻繁に行き来して貿易をする商売)の増加
行ったりすると聞いたが、任国でもそのような風潮はあるのか?
よく分かりません。
費用はいくら掛るのか?結果が分かるまでの検査プロセスは?プライバシーは守られ
るのか?
VCTセンター(ジンバブエで有名なVCTセンターはNew Start Center)でHIV検査を受けることができる。
私の活動地域では、町にNew Start Center があり、さらに田舎の方にも車で移動してHIV検査を行っている。HIV検査は無料で受けることができ、当日に結果を知ることができる。プライバシーは守られており、本名を述べる必要もなく、ニックネームを使うことができる。
病院やクリニックでもHV検査ができる。
に変化するのか?栄養面や生活習慣面での注意や検診、服薬、周囲への告白、周囲
との接し方など
私の活動地域では、HIV陽性が分かったら病院を紹介され、定期的に病院に通い、病状の進行を見ながら抗HIV療法を導入するシステムがDistrict Hospitalにある。また、この地域は基本的にNGOが抗HIV薬の供給をサポートしているため、抗HIV薬が不足する状態を防ぐことができている。
しかし、実際に病院に行きたくても移動手段を確保できずに病院に通うことが難しい人もいたり、十分な食事を取ることができない人もいる。
日本でHIVは慢性疾患の一つとして認識され始めているが、ジンバブエでは、AIDSで亡くなる人がまだ多いと思う。
の手法)の特徴を実感してみて、非常に有効だと思ったことは何か?
(日本との違いも含めて)
E.g. ジンバブエではスーパーにコンドームが1ドルで置いてある。禁欲教育など
学校でHIV/AIDS教育が行われていること。
思うか?
まだ、勉強中で答えが出ません。
はどんなことだと思うか?
ジンバブエでは抗HIV療法が必要とされる人の7%しか治療がいきわたっていないのが現状である。今後、その数字を上げようと様々な戦略が立てられていくと思う。ただ、量だけでなく、治療やケアの質も並行して高める必要があると思う。
私の地域では、毎月100人ペースで新たに抗HIV療法を開始しているが、医療スタッフも十分にいない現状があり、治療やケアの質が維持できるのか不安を感じることがある。
に啓発するのか?
自分のステイタス(状態)を知ることについて強制することはできないし、人によってはHIV検査を受けたいけれど、受けるまでに準備(時間)が掛かる人もいる。ただ、ステイタスを知るメリットを伝えたいと思う。
感じるのか?
コミュニティーで活動しているWard AIDS Coordinator(地区のエイズ調整員)に対して、HIV/AIDSの知識や技術向上を図るためのワークショップの必要性を職場のスタッフに伝える際、アンケート調査を元に計画書を提出したら、理解を示してくれた時。
持って行っているのか?
今の活動で予防啓発活動は行っていません。
関する知識や経験が豊富な場合、あなた(エイズ対策隊員)は自分のどういったところを
強みと感じ活動しているか?また、どのように貢献していると考えているのか?
日本でHIV/AIDS医療の仕事に携わっていたので、それらの経験が自分の強みであると思っている。また、日本とジンバブエでは医療において、違いもいくつかあるが共通する点ももちろんあり、それらも強みとして活動に生かしている。どのように貢献できているかは、ちょっと自信ありません・・・。
住民である受け手に対する利点や不利点は何か?
E.g. 外国人だからかえって相手に対する説得力がある。
利点は、外国人であることで自分の存在そのものが注目され、対象の関心が高い。
不利点は、言葉の壁や微妙なニュアンスが分からないため、受け手も理解するのが難しいと感じることがあるのでないかと思う。
したら)はあったか?また、以後それらはどのように変化し現在に至っているのか?
私が初めてHIV陽性者と出会ったのは日本の病院で仕事をしていた時である。自分自身がHIV/AIDSについての知識が十分になかったので、漠然と怖いと思ったように思う。しかし、その後、私が怖いと感じているのはその人そのものではなく、HIVに感染することであると感じた。しかし、そのことが自分自身のHIV感染を予防するための行動に繋がっていると思う。あと、多くのHIV陽性者と接しているうちに、特別な病気ではなく、様々な病気のうちの一つとして認識するようになった。
理由は?
どのような対象に対しても、HIV感染は自分にも起こりうるかもしれないこととして受けとめてもらえるようにアプローチする必要がある。
また、日本では若者の間で性感染症が流行していたり、HIVの感染経路の割合で同性間の性的接触が高いという報告がある。そのようなエビデンス(証拠)がある集団に対しては、ターゲットを絞った効果的なアプローチも並行する必要がある。
さらに、日本ではHIV陽性者が増加傾向にあるが、それとは対象的に、例えば、東京都ではHIV対策に関する予算が削減傾向にある。(すみません、ジンバブエに来てからはどうなったか分かりません。)HIV感染の拡大を予防するために、国も予算を増やす必要があると思う。抗HIV薬はとても高価で、年間のHIVにかかる医療費はがん治療よりも高 い。また、今の医学では、一度、抗HIV療法を開始したら一生続けなければならない。HIV感染が拡大する前に、予防にお金を賭けたほうが良いと思う。
伝えたいことは何か?
HIVに感染したら現在の医療では完治することはできない。しかし、HIV感染を予防できる手段がある。どのような対象に対しても、HIV感染は自分にも起こりうるかもしれないこととして受けとめてもらいたいし、そこから予防行動につなげて欲しい。
High Density Area(高密度住宅エリア)にあるVCT(カウンセリング付き簡易HIV抗体検査)センターにおいて、カウンセラーとして活動
実感する時はどういう時か?
- 以前、約1年間活動していた、High Density Area(高密度住宅エリア)でのVCT(カウンセリング付き簡易HIV抗体検査)センターにおいて、感染率は40%前後であった
実際にどうやっていつ感染したかは分かりえない場合がほとんどだが、性交渉がほぼ全てだと思う。プラス母子感染。(ジンバブエにおいては)
- やはり死と関連するもの。でも受け入れるしかないもの。もっと身近なもの
コンドームは例の通り、Steady(きまった異性)なパートナー、得に「夫婦間で使うものではない」という意識は根強い。例えば自分に5人のパートナーがいたとしても、相手に「お前だけだよ」と証明するために、使わないし、たとえ浮気をしていないにしろ、コンドームを使おうとしたら女性のほうから疑われることもある。
ものか?また、隊員活動現場先(活動の対象となる人々や活動で出会う人々)ではどの
程度なのか?
ご存知のとおり、テレビやラジオでは「HIV」という言葉を頻繁に耳にし、街でも予防のポスターなどを目にする。日常的なもの。学校でも習ったりしている。間違った知識を持ってる人もいるけれど、一般にいうとHIVに関する知識は高い。
いるのか?もし、そのグループが存在するのであれば、なぜそのグループが感染率が
高いのか?
- 若い女性(結婚している場合も含めて)
「女性の立場の低さ」に関しては、確かにぱっと見ただけでは見えてこないかもしれないが、実際にプライベートな状況、得に恋愛関係、婚姻関係においての力のアンバランスは顕著。(普段の生活では見えづらいけど・・・)。
しかし、20%前後という感染率の高さは、もはやリスクグループのみの� �題ではないということを示す数値。(例えば3%とかであれば、ハイリスクなグループに特化した対策もありだが、、、)。これだけ感染が拡大している状況下では、リスクグループは?と考えてもあまり意味がない。
リスクが高いか高くないかは、人の種類や地域に違いがでるというよりは、「コンドームなしのセックスをしているかしてないか」。たった一人としかセックスしていなくても。それが夫であっても・・・・・・。例えば、自分の意思で生活の糧のために、お金をもらってセックスをすることを決めた女性と、旦那としかセックスはしないが旦那に言われるがままの無力な女性とでは、確実に自分を自分で守るという観点からすると、前者のほうがリスクは低いと言えるかもしれない・・・・・・。
感じることはあるか?また、実例があったらいくつか挙げて下さい。
簡単には言えない
この国にというより、アフリカ(得に南部)でなぜエイズがここまで拡大したのか?社会、経済、文化、歴史、宗教、などなど・・・・・・複雑に絡み合っている。的個人のモラルとか、気を付けていれば防げるとかそういう問題ではない。あまりに根深すぎて書けません・・・・。また次回・・・。
動作手順書の標準を記述する方法
行ったりすると聞いたが、任国でもそのような風潮はあるのか?
アメリカではけっこう普通。ジンバでも結婚前にテストに来たというカップルは、わりと存在する。今回グエビ(地方都市)でのワークショップの際に、アンケートで自分のステータス(HIVの陰陽)を知っているか?という質問を入れたのだけど、半数以上が知っていると回答した。あとちなみに、人によりけりだが、結婚前はセックスしない、という人がけっこういる。(男女共に)
費用はいくら掛るのか?結果が分かるまでの検査プロセスは?プライバシーは守られ
るのか?
- HIVのテストはNew Startセンターが各都市にある(クリニックでも受けられる)
- 費用はほぼ無料
- 基本的にどこにおいてもRapidテストといってテストをして15分以内に結果がわかる方法をとっている
- 匿名で受けられる
に変化するのか?栄養面や生活習慣面での注意や検診、服薬、周囲への告白、周囲
との接し方など
- 変化させたくともできない場合が多いのでは・・・・・・?栄養生活習慣面で改善すべき点は多くあるが・・・
- あとは何かしら症状、特に日和見感染症がでてきたら、すぐに治療することが大事。でも実際は難しいでしょう・・・
の手法)の特徴を実感してみて、非常に有効だと思ったことは何か?
(日本との違いも含めて)
E.g. ジンバブエではスーパーにコンドームが1ドルで置いてある。禁欲教育など
日本なんかに比べると、エイズ対策はかーなり進んでいると思うが、(日本はエイズ対策後進国です)、有用だと思ったことといわれると・・・これまで特にない・・・。
思うか?
全ての人を対象に!
エイズ感染防止というのは、単にコンドームを使いましょうという性教育のみではない。男女の格差や文化的な風習について考えたりすること、ライフスキルを身につけることも、ひとつの予防啓発活動です。なので、対象によって手法も内容も変わってくる
はどんなことだと思うか?
特別になにもしないこと、ではないか。というと、誤解をまねくかもしれないが、HIVだからといって特別ではないという意味。その状況に応じて必要なサポートは出てくるだろうが、HIVだから周囲がすぐさま何かをしなければならない、のではないと思う。
周囲がすべきことは、ポジティブの人がアクセスできるサービスの充実や偏見差別をなくすこと、つまりは環境を整えることだと思う
に啓発するのか?
- 様々なレベルでのアプローチが必要
- 偏見差別をなくす努力(重要)
感じるのか?
カウンセリングをしていたときは、私とのセッションによって、もしかしたらクライアントの意識に少しでも変化を与えられたかもしれないと、感じられたとき。それが行動変容につながらなくとも。
個人的には様々な人の価値観や、文化的な問題に、より深いところで触れ、学ぶことができるところ。
持って行っているのか?
今の活動で予防啓発活動は行っていません。
関する知識や経験が豊富な場合、あなた(エイズ対策隊員)は自分のどういったところを
強みと感じ活動しているか?また、どのように貢献していると考えているのか?
住民である受け手に対する利点や不利点は何か?
E.g. 外国人だからかえって相手に対する説得力がある。
利点
- 技術的なことを言う場合、どうやら説得力があるらしい
- 逆に、文化的にもセンシティブな問題なので、外国人のほうが言いやすかったりもするのではと思う
- 文化的な要素が大きい問題なので、外国人がどれだけ訴えても、ホントにはわかってない(実際にそうだと思うし)、と思われる
したら)はあったか?また、以後それらはどのように変化し現在に至っているのか?
私は、大学院時代にジャマイカのNGOでインターンをしていて、はじめてエイズの問題に向き合った。エイズ関連のNGOだと聞いたけど、得に何も思わずに働き始めた・・(ソーシャルワーク専攻だったので、精神障害を持った人とか、虐待を受けた子どもとか、社会で弱い立場の人と関わることが仕事だったので・・・) 偏見や抵抗を持ってしまうかも・・とかも考えなかった。
でも生まれて初めて感染者を目前にし、身近な接触を持つ中で、自分の中に抵抗があることに気付かされた。発症してもう多分あと一週間も生きれないだろうという人を訪ねたとき、同僚は手を握って額にキスをしていたけど、私はどうしてよいかわからなかった。理由も根拠もないのだが、「なんとなく」抵抗があった。だけど、そこで半� ��近く働いているなかで、そのなんとなくの抵抗はなくなったと思う。
今は自分の中にあるのだろうか・・?感染しているから、という理由での偏見はもうないのではと思う。もちろん、この人はなんか気に食わないな、、とか思うことはあるけど、それは感染しているからとかに関わらず。かりに、気に食わないなと思うことはあっても(感染していようといまいと)、仕事上はその辺はわけているつもり。
理由は?
伝えたいことは何か?
「相手をTrust(信頼)すること」と「HIV感染リスク」とはまた別物であるということ理解し、自分は大丈夫という意識を捨てること。日本においてもそれは声を大きくして言いたい。
一度でもセックスをしたことがある人は誰でもリスクがあるのだ、という意識を持つこと 。
実感する時はどういう時か?
ジンバブエ全体:18.1%(2006年度)
マシンゴ(地方都市):27.1%(2006年度),15.1%(2007年度)
多くの人が亡くなったことがこの数字から分かる
性交渉による感染は92%と報告されている。7%が母子感染、その他1%
- 死にいたる病気。よって、自分のステイタスを知ることが怖い。
コンドームに関しては、昨今ではだいぶ使用者が増えてきている様子。女性コンドームもプロモーションしているがまだまだメジャーにはなっていない。問題は、性的関係を持ち始めた頃はコンドームを使うカップルは増えているものの、永続してコンドームを使い続けられていないこと。また、結婚しているカップルの間で、コンドームを使われることはほとんど無い。避妊はピル(ちなみに1ヶ月Z$100(ただのようなもの)で行っている。コンドームは正しく、毎回つけてもらうことで、HIV/AIDSを含むSTIsの感染を防いでもらうことができる。やはり、これらを実行するのは難しいようで、予防分野に置いては、行動変容に対する効果的な対策が必要である。
ものか?また、隊員活動現場先(活動の対象となる人々や活動で出会う人々)ではどの
程度なのか?
- 学校
- プライマリースクール 4年生から週に1回のエイズ教育のクラスがシラバスにある
- 協会
- HIV/AIDS対策を行っている組織、団体が協会での啓発活動を行っている。
- HIV/AIDS対策を行っている組織、団体が協会での啓発活動を行っている。
- コミュニティー
- NGOなどが主に主婦たちをターゲットに啓発活動。収入向上やサイコソーシャルサポートなどもあり。バーや美容院なども訪問し、コンドームを配ったり、ロールプレイなどを行う。
- 職場(working place)
- ピアエデュケーターが職場(会社、工場など)を訪問し、啓発活動。また、職場におけるHIV/AIDSに関するポリシーを作ることを進めている。
いるのか?もし、そのグループが存在するのであれば、なぜそのグループが感染率が
高いのか?
活動を通して見ていると、やはり、結婚している又は結婚していた妻の感染が最も多いように感じる。
感じることはあるか?また、実例があったらいくつか挙げて下さい。
2.6の回答参考
一夫多妻制やジェンダー問題(男性が女性よりもパワーを持っている、セックスにおいても)など
"ビクトリアどのように"
行ったりすると聞いたが、任国でもそのような風潮はあるのか?
推進はしているものの、多くのカップルがVCT(カウンセリング付きの簡易HIV検査)に行っていると言い難い。しかし、増えつつある。「VCTに行こう」ということが、相手を信頼していないことととらえられているため、SEXをする前に相手のステイタスと知りたいと本音では思っていても言い難いというのが現状だろう。HIV=軽いというイメージもあり、相手に対する疑う気持ちをもっている、もしくは、自分は軽いと言っているようでいえないこともある。
費用はいくら掛るのか?結果が分かるまでの検査プロセスは?プライバシーは守られ
るのか?
- New Start Centre
- ジンバブエ国内、各都市にある。この他にも、病院などでおこなっている。現在(5月19日)の時点で、費用はZ$1000。ほとんど、ただのようなもの。何故多少のお金を取るかというと、自らの意思でVCTにきたというクライアントに自覚をもってもらうため。
- プロセス
- 1. Pre-test counseling (10-15min)
- 2. HIV test Rapid testといって、指に針を刺し、血液を採取(1min)。そして、検査薬で抗体があるかを検査 (15-20min)
- 3. Post-counseling (25-30min)
New Start Centreはカップル対象に無料キャンペーンなども行っている。昨年のワールドエイズデーには、検査を行った全ての人にリストバンドを配った。「私は自分のステイタスを知っている」という証。
プライバシーに関して、New start centreでは、教育が行き渡っているように見受けられた。しかし、病院などではクライアントのステイタスを看護師などがゴシップ的に人に話してしまうケースも耳にする。ジンバブエにおいて、プライバシー・個人情報の保護に関しては意識が低く、個人情報が机の上に広がっているということもある。VCTでのプライバシーの問題としては、街が小さな場合、カウンセラーがクライアントと顔見知りであったり、ということもVCTに行き難い理由のひとつではないかと感じている。
に変化するのか?栄養面や生活習慣面での注意や検診、服薬、周囲への告白、周囲
との接し方など
やはり、死にいたる病気ということで、ステイタスを知るということ自体が勇気のいるものである。そして、家族やパートナーに伝えなければいけないという精神的負担。夫婦や恋人同士であった場合、別れられてしまうという場合も多い。今のところ、健康なのだから、別れられて、今の生活が脅かされるのであれば、知らないほうがいい。
薬に関しては、無料で与えられることになっているのだが、今のところ、HIV感染者の中で投薬を必要としている人の10%しか薬を得れていない。今後、この数を増やしていこうという動きはある。よって、私、ボランティアとしてはステイタスをしってもらうことで本人が得れるメリットがあれば、テストしてもらうことも勧められるが、この状況ではやみくもに「テストに行って、� ��分のステイタスを知りましょう」ということを言えない。PLWHAの方々にとってのサポート体制も整っていない状態では、ステイタスを知ったところで。。。本人たちが苦しいだけではないかと思うときもある。しかしながら、サポートが全く無いというわけではなく(サイコソーシャルサポート、HBC(寝たきり患者への家庭訪問看護)、食料支援、収入向上プログラムなどと、NGOなどのサポートを得れることができる。また、薬の在庫が切れる場合(外貨不足、ロジの問題)があり、この場合は、クライアントは街の薬局で自費で薬を購入することとなる。簡単に想像できるように、お金の無い人は薬を続けて飲むことが出来ず亡くなっていく(ARVは毎日朝・晩と飲み続けなくてはならない)。多くの人は、親戚などからお金を借りて、ど うにか薬を買っている状態。
の手法)の特徴を実感してみて、非常に有効だと思ったことは何か?
(日本との違いも含めて)
E.g. ジンバブエではスーパーにコンドームが1ドルで置いてある。禁欲教育など
教育、NGO、援助など、HIV/AIDSに対するあらゆる対策が取られている。それは、予防からケア・サポートまで全般に渡る。残念なのが、資金不足でポテンシャルはあるのに活動に限界があること。以下、ジンバブエで行われている事業である。
- Assistance (Psychosocial,Food assistance, Counseling, Medical assistance, Material, Agricultural Input,IG)
- Advocacy (gender,DV,HIV)
- Workplace programme (Drama, WS)
- HBC(Home Based Care)
- ART(Anti-retroviral Therapy)
- OI ( Opportunistic infection)
- YIS( Youth in School) and YOS( Youth out of school)
- OVC (Orphan Vulnerable Child)
- BCC (Behavior Change Communication) - Posters, Pamphlets, T-shirts
- Condom
- VCT( Voluntary Counseling and Testing)
- PMTCT(Prevention Mother to Child Transmission)
思うか?
予防で必要なことは、行動変容。しかし、これは最も難しいパート。貧困もHIV蔓延において大きな要因。。。今のジンバブエで出来ることでは、やはり、知識はあるにかかわらず、文化や価値観によって感染が引き続きおこっているという現状があるので、若者に対する教育はマストだと思う。世代が変わると文化や価値観は変わるものなので。もちろん、若者以外の人はどうでもいいというわけではないです。
はどんなことだと思うか?
国は対策をインプリメントできる予算を確保してください(この情勢じゃね)。地域は、HIV/AIDSに対する多角的なサービスを円滑に運営できるような、コーディネートを。地区では、PLWHAが生活しやすい環境を(すべての人にPLWHAを対象にしたタービスの情報は伝わっているか。サポートグループの結成。近所同士での助け合い。など)家庭(サポート)
に啓発するのか?
ステイタスを知ることによって得れるメリットを伝える
感じるのか?
- コミュニティーの人たちや学校の子どもたちが熱心に話しを聞いてくれるとき
- 寝たきりだった患者さんが元気になった姿を見せてくれるとき
- オフィスの仕事が円滑に回ったとき
持って行っているのか?
関する知識や経験が豊富な場合、あなた(エイズ対策隊員)は自分のどういったところを
強みと感じ活動しているか?また、どのように貢献していると考えているのか?
住民である受け手に対する利点や不利点は何か?
E.g. 外国人だからかえって相手に対する説得力がある。
利点
- 新しい方法が提供できる。外国人というだけで、人が集まる。(啓発活動の中で結構大切)
- 言語。HIV/AIDSの分野は相手の文化背景を深く理解していないと、こちらが正しいと思っていることを押し付けるだけになりかねない。
したら)はあったか?また、以後それらはどのように変化し現在に至っているのか?
活動の中では偏見が問題になったことはありません。関わる方々が、エイズ関連の仕事、もしくは本人が感染者であることが多いため、だと思います。私個人としては、こちらに来てから、HIV/AIDSというものが特別なものではなくなりました。しかし、それはHIV/AIDSに対する危機感がなくなったということではありません。偏見というものは、客観的に見ていられる状況にいるためにおこるもののように思います。それは、物理的にも、精神的にも。よって、人々を巻き込むということは一番の鍵になると思います。ただ、強制的に「偏見をもつことはいけないこと」というアプローチの仕方ではなく、エイズの知識を知ってもらった後は、対象を、対エイズではなく、対個人として考えていってもらえたらなと思ってい� ��す。HIVに感染したからって、エイズでまとめられたらたまらないでしょ。そして、自分たちができることを考えていきたいです。相手がメインではなく、本人主体で。
理由は?
日本で必要なもの。まずは、知識から。(治療に関しては問題ないと思うので。)エイズだけを特化するつもりもないですし、エイズ以外でも日本では教育されることがあるとは思いますが、性教育、社会の問題(差別、偏見なども含め)として、当事者としての問題、そして、受け入れる社会側としての自覚など、国民が知る必要がある。情報不足なところもあるので、国レベル・都道府県レベル・市レベル・地域レベル、また、教育分野、保健分野、福祉分野など、色んなレベル、エリアから国民にアクセスしていく必要があるのではないかと。
伝えたいことは何か?
HIV/AIDSに関する教育を国民に行うべき。国民がHIV/AIDSに関して得ている情報が少なすぎるように感じる。そして、感染予防対策。日本の若者における性交渉では、妊娠は気にするものの、性感染症への意識が低すぎる。
実感する時はどういう時か?
近年、ジンバ政府、UN系組織や他NGOなどから報告されている感染率はいずれも20%前後
この数字は妥当なものだと、ジンバブエに来てあらためて感じています。「おぉー、感染率は確かに20%だ!」と、日ごろの生活や活動から、意識する出来事があるわけではないですが、日本と比較すればもちろん世界の中でも、ジンバブエが確実に多くの感染者を有し、HIV/AIDS Pandemicの只中にあることを、日常で感じる瞬間というのはいたるところにあります。
周囲のLecturerや学生、National AIDS Councile(NAC、ナック)、クリニックの人にたずねてもそのくらいだろうとのこと。
みんな共通で感じているのは、「確かに近年減っている」ということ。「近年」がどのくらいの長さか、ということに関しては話し手によって異なるところだと思われるが、どうやら減少傾向を実感している人が多いよう。
※ただし、「実感的に」となると、私を含め他の人々も自分の周囲の様子からしか判断できないため、ジンバ全体を見る、ということはとても難しいと感じています。それもあって、できるだけいろいろなセクターの人に尋ねてみましたが、地域差の問題も解消されず、また根強くタブー視されていることもあり、表に出てこない事柄だけに推測の域を出ません。あくまでも、推測値という考え方は捨てずにいたいです。
報告されている数字はどれもほぼ同じで(数%の誤差はあるものの)、
【92%:異性間の性交渉、7%:母子感染、1%:その他/不明】です。
ただし、信憑性には問題ありと感じています。あくまでも「報告されている」つまり「発見されている」または「推計される」数字であること。そして「同性間」に関する情報、実態把握、取組みがほぼ皆無である(ように見える)ことです。ジンバブエでは男性の同性間性交渉は違法であり、女性間については言及すらされていないようです。この問題については、HIV/AIDSの観点からだと特に、議論の余地ありです。
※母子感染という表現は使われないことが多くなり、Vertical transmissionやParents to child transmissionという言葉が使われるようになっています。
エイズに対する関心は非常に高く、コンドームのイメージは強いようです。また、まだまだ「死」をイメージする人も多いようです。
蔓延の原因に、貧困を挙げる人が多く、モラルの低さ、行動変容の難しさを指摘する人も。アフリカだから(That's Africa.)というコメント、何度か耳にしています。
偏見や差別はまだまだ根強い印象です。公に話す機会が増え、若者が話をするのを拒まないようになったという傾向は確かにあるようですが特に個人的な経験等は話したがらない人が大多数です。Positive Livingが広まりつつありますが、エイズに対する恐怖や感染したら終わりという印象も強いようです。 ※でもでも、これはとっても難しいですね。ステレオタイプなみんながいうイメージはあると思います。そしてそれは、他の国と大きくは変わらないと思います。でも、個々人の感じ方や深い部分でのイメージ(哲学)は様々なのでは?と感じることもしばしばです。それは、その人の経験や思想に左右されると思うので日本も含め、ジンバブエやエイズに限ったことではないと思うのですが。
エイズを予防する方法としては周知の事実になりつつある。ただし、快感を損なうなどのイメージから嫌がる人が多いのもまた事実。実際の使用率に関してはまだまだ低いはず。特に、毎回必ず、という点で100%使用できているカップルは少ないのでは?有効性に疑問を持つ人もまだまだ多い。(目に見えない穴がある、使用中に裂けてしまうなど)
女性が持っていたり、使おうと言い出すこともまだまだ難しい!(遊んでいる、信頼していない!と思われてしまうから)だから、女性がスーパーなどで買うのも簡単ではない。
ものか?また、隊員活動現場先(活動の対象となる人々や活動で出会う人々)ではどの
程度なのか?
エイズをきちんと学ぶのは、多くの人が「学校」でのようです。でも、メディアや自分自身の経験、周囲のひとびとの話から情報を得るというのも多々。
学校でいつエイズ教育が始まるか、については様々な意見がありまだつかめていません。Grade5からという人もいれば、Grade3からというReportもあります。Grade0から、エイズやコンドームについての話が出てくるという人もいます。政府が提供するカリキュラムを確認してみないと分かりません。分かり次第お伝えします。ただし、このばらつきは地方と都市によるものもあり、またPrivateとPublic Schoolによっても違います。高等教育省管轄の機関では、エイズ教育は必須科目に位置づけられています。日本でも同様ですが、結局のところ先生個人によるところが大きいので学校間の教育内容および質の差は大きいようです。
性教育も学校で学びます。ただし、もっと身近に、実用的な話となると、両親や兄弟(家族から)というよりも女の子はおばから、男の子はおじから、というのがジンバブエの文化のようです。
また、学校のエイズクラブや地域のユースセンターなどの活動を通じて学ぶ子も
いるようです。
いるのか?もし、そのグループが存在するのであれば、なぜそのグループが感染率が
高いのか?
婚外交渉による感染が、主な感染理由/感染経路なのは確かなようです。この婚外交渉が、常にお金を介しているとは限りません。
男性と女性で比較すれば間違いなく女性の方が感染率が高いです。(生物学的、文化社会的、経済的背景からも女性の方が感染リスクが高いと言われていますが、妥当だなぁと感じることもしばしば)
地理的に言えば、CityよりはRural Sideの方が感染率が高いです。特に、幹線道路沿いの交通の要所や国境など人々の出入り、移動が激しいところ。
年齢で言えば、最も感染率が低いのは5歳から15歳くらいまで。最も高いのは、15歳から30歳くらいまで。5歳以下が高いのは、母子感染によるもの。15歳以上は、性的に活発な年頃になるため、というのが主な理由です。15歳から24歳の間では、女性が男性の3倍近く感染率が高いという報告も。女性の方が性交渉を経験する年齢が早いこと、年上の男性と性交渉を持つケースが多い、結婚する年齢が男性に比べて早いなどが主な理由です。
職業的には、長距離運転手や鉱山等で家族から離れている単身赴任の労働者、そしてもちろんコマーシャルセックスワーカーなどが言われています。さらに� ��軍隊や刑務所の罹患率も高いといわれています。盲点になりやすいのは、結婚している女性。
高所得者よりは、低所得者層に感染が多いのも事実です。
これらの傾向は、ジンバブエと他の国々で大きく変わることはないようです。同性間および薬物中毒に関する情報がほとんどないことくらい。でもそれは、アフリカではどの国でも同じようです。
感染経路およびその理由については、今はまだ、わたし自身まだ謎が多く一般的な説明に納得している部分も多いです。もっと自分で納得して、実感をもてるようになったら、またお話したいです。
感じることはあるか?また、実例があったらいくつか挙げて下さい。
女性の立場が弱い、特に婚姻間では性交渉は義務と捉えられがち。女性が性に関する話をすることはまだまだとーっても難しい。(必要と分かっていても!)男性の婚外交渉へ寛容な態度が社会全体にある。一夫多妻は減っているものの、その名残のよう。
宗教的背景については、ちょっと???です。
行ったりすると聞いたが、任国でもそのような風潮はあるのか?
ジンバブエでは、恋人同士で性交渉を持つ前にお互いテストを受けよう!という風潮・傾向というのはほとんどないのでは?というのが印象です。一般的な考え方、常識、というレベルになるまでにはまだまだ時間がかかるのでは?ただし、日ごろ接している学生の中には、そういった考え方の学生もいます。また、お互いに、というのは難しくても、片方が望んでいる、望んでいるが言い出せない、というケースが実際多いように思います。
STI(STD)のテストに関しては、まだまだ認知されていない。罹患率は高いはずなのですが・・・(これは日本も同じかなぁ)
費用はいくら掛るのか?結果が分かるまでの検査プロセスは?プライバシーは守られ
るのか?
テストを受けるにはVCTセンターと呼ばれるところで受ける人が、街ではほとんど。(VCT=Voluntary Counselling and Testing) ルーラルなら、病院やクリニックで受ける人が多いみたいです。費用は100Zドルです。ほぼフリーみたいなものですね。
- 検査プロセス
・受付 :偽名or匿名可
・テスト前カウンセリング
:検査目的、HIV/AIDSの基礎知識、検査意思確認、性履歴など
カップルなら、検査結果をどのよに聞くかなどなど・テスト:検査キット二つ使用、指の先から血液1,2滴採取
・テスト後カウンセリング
:検査結果について、この結果をどう考えるか、今後の予防方法についてなどです
に変化するのか?栄養面や生活習慣面での注意や検診、服薬、周囲への告白、周囲
との接し方など
感染「判明」後の変化、というのは精神的な変化がほとんどです。大半はストレス。感染しているという事実を受入れ、ウイルスをもったままより健康に生きよう!というステージにいたるまでに多くの時間を費やし、困難が伴う。
月に1回ペースの通院のストレスと労力(経済的、時間、体力的な負担)、周囲へ話すかどうか、ばれるんじゃないか?なども大きな精神的ストレスです。アルコールやたばこを急にやめるというのも難しいはず。
症状がある、免疫機構が弱まるなど、ステージが進んでいる状態であれば通院も含め、服薬による服作用、経済的負担増加にともなって、さらに精神的ストレスが増加します。
どちらかというと、早期感染発見のメリットが理解されていないためにみんな検査を受けな� �のだと思います。恐怖に勝って、より早く発見すればまだまだ何とかなるんだ!という意識が目覚めればテストを受ける人も増えてくるはず。まだまだみんなテストを受けていないのが、結局のところ大問題なので。
ただし、この早期発見のメリットはジンバの多くの人が享受できません。つまり感染を知ったところで、栄養面、治療面などなどで変えられない環境にあるということ。だから、自分のステイタス(感染か非感染か)を知ったところで・・・というあきらめの考えからもテストから遠ざかってしまう一因に。
の手法)の特徴を実感してみて、非常に有効だと思ったことは何か?
(日本との違いも含めて)
E.g. ジンバブエではスーパーにコンドームが1ドルで置いてある。禁欲教育など
徹底的にエイズに対して継続的に呼びかけること(日本はすぐ熱が冷め、忘れられちゃうので)
国の、とは言えませんが・・・VCTセンターの整備とコンドームの普及(フィーメールコンドームはまだまだだけれど)
エイズ税の徴収システム(ただしエイズ税の使用方法は大いに疑問)
コミュニティ、地域、国といった階層的なエイズ対策システムの整備(ただしこのシステムの運営方法についても大いに疑問)
学校教育にエイズ教育を導入したこと(ただし教育の実施方法、質の格差について大いに疑問)
思うか?
(今、性的に活発な世代へ)
経済状況の回復、男性の意識改革対策とモニタリング
(これからの世代へ)
あれこれ意識が固まってしまう前の早期教育教育内容の見直しと統一、公平な機会の提供
エイズ教育も性教育も、それを独立させて「特殊化する」のではなく、「生教育(Life Skill)」として、おうちで、学校で、地域で、大人になっても職場でなどなど、ちっちゃな子供の頃から成長するに応じて属する、それぞれの場所でそれぞれのメッセージと内容が展開される、というのが理想の教育制度だと思います。 親が言えること、親には聞けないこと、兄弟・友達になら聞けること、先生が言ったほうが頭に入ること、みんなと考え、意見交換をした方がいいこと、地域で当たり前のように考える場を機会をみんなで創ること、こういうたくさんの機会を、あれこれ意識が創られる前にスタートして、一生をかけて当たり前のようにエイズも性についても、生きていくための知識のひとつとして覚えていければいいのかなぁと思います。一箇所で、ひとり人またはひとつの組織が単一・画一的な教育機会を提供す� �ばいいというやり方では、根本的な解決にはならないと思います。
日本でも、上に書いたような取り組みを進めている人がいますが、社会・学校・家庭からの反対も根強く、うまくいかない例がほとんどです。
はどんなことだと思うか?
それぞれのセクターができる形で、受入れ、支える。経済的に、精神的に、物理的に。これに尽きる。
薬よりも安心感や愛情、孤独を感じないことの方がずっと大切。でもごはんは大切です。
に啓発するのか?
先述の通り、「早期発見のメリット」を前面に押し出すこと。これにつきる。
メッセージを発するのは、もちろん陽性者と陰性者の両方。しかも、一般論ではなく、それぞれの実体験を「リアルに聞く」チャンスをもりもり作る!ことが最善策。テストに行く前にどれだけ迷ったか、不安だったか、結果を聞いてどう感じたか、今にいたるまでにどんな道のりをたどったか、そして今はどんな風に変わっているか。そのためには、陽性者が安心して自分の体験を話せる雰囲気、社会をつくること。これには差別・偏見を減らす、というのが大前提。そうじゃないとみんな怖くて話せない。そしてみんなが語りだせば、差別・偏見ももちろん減っていく。いい循環が生まれます。
そしてそして、もう一方で、「物理的な早期 発見メリット」を徹底させること。・薬と治療へのアクセスを高める。
・栄養のある食事を取られるようにサポートする
・精神面での支えとなるカウンセラーやサポート団体をサポートする
などなど。
HIVと、どうやって、健康に上手くつきあっていくか を考えサポートするのが必要。どれも理想だけど、なかなか上手くいかない難しいことです。でもやっぱり一番大切なことだと思います。
感じるのか?
学生や知人、友人、何気なく出会った人などとHIV/AIDSについて話す中で、相手が、ちっちゃなことだけど新しいことや、へーっと納得するようなこと、これは大切だ!などなどと感じてくれたのが分かったとき。「これ友達にも話すね」「家族に伝えるね」「彼/彼女と相談してみる」そんな風に言われるとぐっときます(;-;)
副作用や日々の体調管理に困っているPLWHA(=People living with HIV/AIDS)と話していて、「こうするといいらしい」などアイディアを伝えた後、「前よりよくなったよー」と話しているのを聞いたりすると、嬉しくなります。
持って行っているのか?
関する知識や経験が豊富な場合、あなた(エイズ対策隊員)は自分のどういったところを
強みと感じ活動しているか?また、どのように貢献していると考えているのか?
住民である受け手に対する利点や不利点は何か?
E.g. 外国人だからかえって相手に対する説得力がある。
利点
- 彼らにとっての型破りな、自由な意見に、驚きつつも興味津々で耳を傾けてくれる
- 科学的な事実、統計的な数字からみた事実、新しい情報についての説得力が大きい様子
- そして、聞いた後も「外国人だから」ですんでしまうので、変なイメージがのこらない。
- 異文化、異国から来たから、「よく分からないの、教えてくれる?」と質問することで
相手の話を引き出しやすい。 - まず外国人の自分に興味をもってくれる。(これはありがたい!)
- 自分が話をすることで、「アフリカだけじゃなく、他の国だってエイズの問題あるんだよー」 っていうアピールに自然となる。(といいなぁ)
- 宗教的な事柄との結びつきが強いので、そのネタは議論が難しい
- 文化的な事柄も同様
- 現地語(なじみのある言葉)で聞いた方がいい事柄もあるので、言葉の壁
したら)はあったか?また、以後それらはどのように変化し現在に至っているのか?
偏見を持っている人に対しては、「なぜその偏見が自分の中にあるのか」をまず見つめ「どうしたらその偏見と相手も自分も傷つけずに上手くつきあえるか」を一緒に考えたいなぁ。といつも思っていますが・・・これは難しいですね。偏見は特別視すること。エイズ!ジンバブエ、アフリカ!などなどあまり枠を作らずに考えていけるといいのですが。人の気持ち、考え方、そしてそれに基づく行動が変わっていくプロセスにはすごーくたくさんのきっかけと時間が必要なんだと思います。だから、難しいけれど大事なことなので、根気強く向き合っていければと思います。
理由は?
性(生)教育の見直し。早期にスタートする必要性。感染率から見ても、エイズ!エイズ!と騒ぐよりも、性感染症やリプロダクティブヘルスの一環として全体的に取り扱うべき。
時間がかかっても、「どうやって、自分が他の人々と共に社会で生きていくか。」を考える教育を、学校だけでなく、大人も混ざってみんなでしっかりしていくことが、結局は根本的な解決に繋がるのでは?と思っています。
伝えたいことは何か?
自分の体と気持ちを大切にすること、相手との関係(人間関係や人とのつきあい方)を考えるきっかけをしっかりと創ること。
実感する時はどういう時か?
約18%といわれている。私はシングルマザーたちと活動しているが、昨年末には一度に6人のお母さんたちがなくなるなど、頻繁に人が亡くなりお葬式に参列する際にこの問題の深刻さをとても実感する。
92%が性交渉によって、1%が母子感染、残りは血液感染などその他の理由。と聞きますが、私は母子感染ももっと多いのでは、と思います。
ネガティブなイメージが多いのではないでしょうか。「怖い」という声を多く聞きます。
友人のジンバブエ人の親戚で電気や水道もない田舎に住んでいた人がいました。その人は病院で自分がHIVに感染していることを知り、ショックをうけて自殺してしまいました。普通はテストの前にカウンセリングがあるのですが、田舎のほうではテストのみ行ってあとはなんのケアもないところもまだあるようで、その方はカウンセリングを受けられなかったようです。感染してもすぐに死ぬわけではない、などということを聞いていればその方も自殺しなくてすんだかもしれません。
コンドームについては、使ったり使わなかったりする人も多いようです。
ものか?また、隊員活動現場先(活動の対象となる人々や活動で出会う人々)ではどの
程度なのか?
学校(小学校〜)、ラジオ、テレビ、新聞、クリニック、教会など
いるのか?もし、そのグループが存在するのであれば、なぜそのグループが感染率が
高いのか?
分かりません。ただ、私が日ごろ一緒に活動しているのは女性たちですが、女性の感染者の割合は多いと思います。奥さんのほうにHIVの知識がありコンドームを使いたいと旦那さんに申し出ても断られることも少なくないようです。
感じることはあるか?また、実例があったらいくつか挙げて下さい。
最近は少なくなってきましたが一夫多妻制や、夫婦の片方が亡くなると亡くなったほうの兄弟と結婚、または一緒に生活するという文化があります。また、男性より女性のほうが地位が低く、コンドームを使いたいというと旦那に浮気していると思われるから言えないなどということもあるようです。
行ったりすると聞いたが、任国でもそのような風潮はあるのか?
テストを受けに行くカップルもいるようですが、少数のようです。
費用はいくら掛るのか?結果が分かるまでの検査プロセスは?プライバシーは守られ
るのか?
ジンバブエにはNew Start センターというVCTセンターが各都市にあります。費用は1000Z$くらいです。
その他、私の任地ではGeneral HospitalやClinicでは無料で受けられます。プライバシーについては田舎ではさだかではありませんが、ある程度の町であればはかなり守られていると思います。
に変化するのか?栄養面や生活習慣面での注意や検診、服薬、周囲への告白、周囲
との接し方など
私が普段接している人のなかではHIV感染者は多くいますが、HIVに関しては相手から話してきてくれないかぎり、積極的にこちらから尋ねることは控えるようにしています。
ここでは私のよく知っている一人の女性を例に挙げさせてもらいますが、彼女は娘が一人いますが、離れて暮らしているため一人暮らしです。周囲への告白は特にしていないように思います。ARVは無料でもらえますが、それをもらいに行くためにはコンビ(乗り合いバス)に乗らなくてはならないため、彼女にはそんなお金はありません。したがって薬も飲んでいません。感染が分かったからといって今までの食生活を変えることもできません。しかし、彼女にはボーイフレンドがいますが、コンドームは毎回使う。と言っていました。彼女はいつもパワー� ��あふれています。私は彼女が大好きです。
の手法)の特徴を実感してみて、非常に有効だと思ったことは何か?
(日本との違いも含めて)
E.g. ジンバブエではスーパーにコンドームが1ドルで置いてある。禁欲教育など
HIV/AIDSについての情報がいたるところで手に入ること
小学生からHIV/AIDSに関して学べるところ
思うか?
ずばり・・・は分かりません。ジンバブエは日本と比べると本当にたくさんの啓発活動等をしているし、NGOなども多く存在します。しかし現実はきびしいようです。
私個人的には男性のコンドームへの理解がもっと必要なのでは、と思います。
はどんなことだと思うか?
受け入れること、だと思っています。
に啓発するのか?
私は必ず全ての人がテストに行くべきなのか、最近分かりません。ここジンバブエではテストを受けて感染が分かっても何も変えられない人がたくさんいると思います。ただだからといって受けなくてもいい、とは思わないし・・・難しいですね。
感じるのか?
私は女性たちと活動していますが、その彼女たちの笑顔が見られたとき
持って行っているのか?
関する知識や経験が豊富な場合、あなた(エイズ対策隊員)は自分のどういったところを
強みと感じ活動しているか?また、どのように貢献していると考えているのか?
住民である受け手に対する利点や不利点は何か?
E.g. 外国人だからかえって相手に対する説得力がある。
利点
- 外国人だと新しい視点や違う視点で物事や問題点が見れる
- 他所から来た外国人にはすぐには心を開けないだろうし、信頼を得るまでには時間が必要かも
したら)はあったか?また、以後それらはどのように変化し現在に至っているのか?
偏見は「なくせ」と言って消えるものではないし、人によってもそれぞれだと思います。無理になくす必要はないのでは
理由は?
日本では、まずもっとHIV/AIDSについて知ってもらうことが大切なのではないでしょうか。
伝えたいことは何か?
日本では普段生活している限りHIV/AIDSを身近に感じている人は少ないと思います。私も協力隊が決まるまではその一人でした。まずはHIV/AIDSがどのようなものか知ることから始めたらいいかもしれません。
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